浅倉 透 について話す

 

 

 


最初に

 

リアルでシャニマス布教したらシャニP増えたぞおおおぉぉぉ!!

 

頭のおかしい自己紹介をした甲斐があったよ…。

ありがとう、K君。

 

あと、限定透を完凸したのと樋口をセレチケで交換したので、その辺についてもいずれ書くかも。

 

閑話休題

前回はノクチルについて軽くまとめたので、今度は一人に焦点を当てて、より深く掘り下げて書いていこうと思う。

今回はノクチルの中心である浅倉透の個人的なまとめ。+イベントコミュ『天塵』を踏まえてのノクチルについての軽い考察。

 

f:id:Ryo7802:20200722012750p:plain

 

 

 

透にとってのプロデューサー

 透のことを書くにあたって最初に考えたのが透にとってプロデューサーがどういう存在なのか、だ。

 

透はかつて(おそらく小学生のとき)バスを待ちながら、バス停から見えるジャングルジムを見つめていた。なぜ彼女がジャングルジムを見つめながらも遊ばずにいたのかは分からないが、そこに偶然居合わせた当時中高生のプロデューサーはそんな彼女に「あっちで遊んできたら?」と声を掛ける。f:id:Ryo7802:20200722005130p:plain

 

 

透は自身の思いを言い当てられて驚く。それでもなかなかバス停から離れようとしない彼女に対してプロデューサーは自分が率先してジャングルジムで遊ぶことで透にジャングルジムで遊ぶ理由を与えようとした(シャニPは中高生のときからシャニPだった)

 

 

f:id:Ryo7802:20200722005312p:plain

f:id:Ryo7802:20200722005514p:plain時は移り変わり、またもバス停で偶然の再会を果たしたプロデューサーと透、最初はお互いに気付いていなかったが、プロデューサーの「俺が、行くからさ!」というセリフで透は彼がかつての『ジャングルジム男』であることに気付く。

f:id:Ryo7802:20200722005555p:plain

そして、彼女はかつてと同じく、彼のいるアイドルの世界についていくことを決める…。最初はプロデューサーの誘いを断っていた彼女の思いを動かした、かつてのプロデューサーとの思い出とは彼女にとってどのようなものなのだろうか。

 

 まず、複数のコミュを通して感じたのは透はとにかく言葉足らずというか自分の考えや想いを言葉にするのが苦手ということだ。加えて「オーラがある」と表現されるような存在感を放っている。

 

これらが彼女を現実感のない存在にしてしまっているのだろう。ネタにされている(自分もしてる)「財布ないわ」を始めとした彼女の天然要素もそれに拍車を掛けているように思う。そんな彼女に周囲は「なんだか普通じゃない」「すごい」といった印象を抱き、一人の少女としてではなく、自分達とはどこか異なる特別な存在として扱う。

 

そして、それは『周囲にとっての透』と『透にとっての透』に乖離を生んでしまい、他者の自身に対する無理解という形で透に襲い掛かっている。pSSR『【途方もない午後】浅倉 透』のコミュ『所感:頑張ろうな』でもそれは見て取れた。

 

インタビュアーに家の手伝いで皿洗いをした、という話をするとインタビュアーが「いいですねー! クールに似合わず親孝行……! いい!」と反応する。

f:id:Ryo7802:20200722005804p:plain

 

だが、これは透からすれば自身の評価として全く正しくないものだ。本人も言っているが、彼女からすれば「お皿を洗ったら親孝行なの?」という感じだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そもそも透はクールでは、ない。

 

 

 

 

 

 

このような他者の自身に対する無理解を要因とした周囲との距離感、疎外感のようなものを感じていた透にとって初めて会ったにも拘わらず自身の思いを言い当ててきたプロデューサーは彼女にすさまじい衝撃を与えたのだろう。それは、時間を経て偶然再会した彼が自身をアイドルの世界に誘ってきたことを『運命』と感じるほどに。

 

 

 

 

 

 

浅倉 透とは

 

 

  前述のプロデューサーとの思い出が強い印象を残し過ぎていた故に透は「言葉なんかなくてもプロデューサーは私のことを解ってくれている」と思い込んでしまい、プロデューサーに抱いている理想と現実の乖離に思い悩む。だが、「透のことを教えてくれ」と言うプロデューサーを見て「言葉にしないと伝わらない」と気づいた透は少しずつ、時間を掛けてプロデューサーに自分のことを伝えていこうと決意する、わけだが、これに関しては今後の彼女のコミュで掘り下げられていくことになるだろうから今回は割愛する。

 

 

 透はロマンチストでマイペース、ちょっと変わってはいるが、『運命』とか「彼は私を理解しててれている」というような憧れ、悪く言えば幻想のようなものを抱く普通の少女なのだろう。プロデューサーとの思い出も透がジャングルジムで遊びたいと考えるような普通の子供だった、ということの現れなのではないだろうか。

 

 

 

 

さよなら、透明だった僕たち

 

 最後にユニットのキャッチフレーズである「さよなら、透明だった僕たち」に絡めながらノクチルについて考えていく。最初、『無色』ではなく『透明』なのはなぜなのかと思っていたが、これはユニット名の由来でもある『ノクチルカ(夜光虫)』からきているのだろう。イベントコミュの天塵において花火大会の中ライブをするノクチルだが、花火に夢中の観客達には一顧だにされない。それでも全力でライブをする彼女たちとそんな彼女たちに得も言われぬ美しさを見出すプロデューサー。

 

 この場面を踏まえると「透明だった(何者でもなかった)僕たちが夜の訪れと共に、(それは決して激しく艶やかな花火のような光ではないけれど。)美しく光り輝く。」というところだろうか。

 

そもそもとしてノクチルは他のユニットと比べると『アイドル』というものへの憧れという部分が希薄な特異なユニットとして描かれているように感じる。イベントコミュでも引き合いに出されていたアンティーカ(花火のような存在?)のような正統派のアイドルユニットではないということなのだろう。透もpSSR『【途方もない午後】浅倉 透』のコミュで自身の変化について言及している。

f:id:Ryo7802:20200722010135p:plain

f:id:Ryo7802:20200722010543p:plain

 

でも、ユニットの説明に「誰かになる必要なんてない―――」ともあるんだよな。

わからん

 

 

なんやかんやでイベントコミュの天塵時点で芸能界から干されてしまってるノクチルだが、彼女たちが今後これをどう乗り越え、どこに向かっていくのか楽しみにしたい。